人を知る
今、を語る。
CUT STUDIO 25グループは現在も、多くの若い力で躍進を続けています。各店のスタッフが集まり、長谷川取締役、CUT STUDIO 25 湯島店 西岡店長、QUARTER SEASONS 森川店長、ときどぎ石原社長で「これまで」と「これから」を語ります。
  • 西岡 幹雄 西岡 幹雄

    長谷川 淳

    取締役
    マネージャー
  • 森川 洋 森川 洋

    西岡 幹雄

    CUT STUDIO 25 湯島店
    店長
  • 長谷川 淳 長谷川 淳

    森川 洋

    QUARTER SEASONS
    店長

まず、それぞれ美容師をめざしたきっかけと、現在の仕事を話してください。

座談会 座談会
長谷川 家の隣が床屋さんで、小さい頃からその仕事を見ているうちに美容師になりたいと思いました。石原先生のところへは美容学校の先生の紹介で来ました。今は小石川店店長としてスタッフの指導や計数管理、顧客管理を行う他、有限会社 a.s.i の事務所のマネージャーもしています。

西岡 
ほとんどの人は美容学校の紹介。石原先生は全国の美容学校と親しく、やはり学校からも、安心して送り出せるところとして紹介するんですね。
石原 各学校には、成績は優秀じゃなくていいから気持ちのいい人を紹介してくれと言っているんです。テクニックや社会性はあとからでもついてくる。まずは人間だね。おかげでいい人ばかり集まってくれて。みんな本当に努力を惜しまない。
西岡 僕は故郷の石川で高校生の頃から行っていた美容室がきっかけです。その店が好きな店で、通っているうちにだんだん自分も美容師をやってみたくなって、聞くとその美容室の先生は石原先生のところにいた人。それで石原先生に電話してみたら、早く勉強を始めたほうがいいと言われ、高2から美容学校の通信課程を取りました。そういう経緯があって、卒業後はすぐここに入ったわけです。湯島店でチーフを務めた後、独立支援制度を受けて現在、湯島店の店長兼(株)クオーレの代表取締役という形になっています。
森川 僕も西岡さんと同じ高卒。大学受験に失敗して、予備校に行きながら将来のことを考えていた時、美容室に勤めていた母が、美容師はどうかと勧めてくれました。文京区にいい店があると紹介されて石原先生に会い、そのまま決まった感じ。入社後に通信課程で勉強しました。だから最初はロッドもブラシもわからない。ただ同期に負けたくない思いだけで頑張りました。
西岡 高卒で入ると、先輩より年上なのになにもわからない。とにかく勉強し、練習していくしかなかったですね。
森川 挨拶のしかたからすべて、石原先生や先輩に教わった。皆で、航空会社の客室乗務員から接客の講習を受けたこともありましたよ。
西岡 その頃は名古屋に新人美容師の研修施設があって、3週間、朝から晩まで講習を受けたこともあった。これは力がつきましたね。費用は自腹。希望するも何も、皆、石原先生から「行け!」と言われるわけで。
森川 そうやって懸命にやってきて、春日店の店長になったのが入社6年目。今はテクニカルディレクター兼QUARTER 店長です。また、石原先生に代わって国家試験の委員を務める他、メーカーの依頼で他の美容室にカットを教えに行ったりもしています。

入社後の教育はどの様になっていますか

座談会「今、を語る。」 座談会「今、を語る。」
森川 技術、接客、薬剤の扱い、人間力…すべて仕事をしながら身につけていくんです。学校みたいなものですよね。技術に関してもちゃんとトレーナーがついて、終業後にその日の課題を練習します。2年6ヶ月の教育カリキュラムがあって、仕事をしながら確実に技術を身につける。

西岡 
美容学校で習うのは衛生面や美容師心得。実際に仕事を始めないと薬剤のことなどもわかりません。店によって使うものも違う。うちでは薬剤のトラブルを防ぐため、講師を呼んで勉強会などもしています。もちろん先輩や講師を通して接客も学ぶし、一人ひとりデザインや技術の研鑚も続けます。そうしてスタイリストをめざし、さらに上に行くなら計数管理や顧客管理も理解していこう、と。

技術面だけでない、人間教育とういう面では?


長谷川 
人と人のつながりをとても大事にする会社ですね。常日頃から社長が話していることを、それぞれの店長が理解して下に伝える。そうして全体に広まっていく。そうした形が昔からできているんです。悩みを抱えていたりする時も、すぐに上の者に相談に来たり。

石原 
3分の2くらいは地方出身者だから、孤独感もあったりしますよね。だからそこは互いに話しやすい環境を作っていくことが大事ですね。
座談会「今、を語る。」 座談会「今、を語る。」
西岡 入社1年目で石原先生とお酒を飲みに行くことも。僕の時もそうだったし、今もそれは続いてますね。自分の父くらいの人だし社長だし、そういう人が一緒に飲んでくれるってすごいな〜と思いましたね。今は僕も、休みの日にバーベキューパーティを企画したりしてます。皆で手分けしながら楽しむ時間も、日々の仕事を気持ちよく進めるために大切なことですね。

長谷川 
昔は店のスタッフで毎週飲みに行ったりしてました。でもお金がかかるんで最近は……(笑)。今ではお金を使わなくてもみんなついてきてくれます。

西岡 
上の者では幹部会というのがあって月に1回ミーティングしますし、石原塾と呼んでいる集まりでは経営者としての考え方や、人間関係のあり方など石原先生の話も聞きます。これは美容師としての技能というよりも、次代を担う人材を育成しているということです。石原先生は、人のつながりを本当に大切にする人。企業の資源としては人・モノ・カネがあるけれど、一番大事なのは人だよと、いつも話してくれます。

長谷川 
おかげでスタッフも全員、日々成長しています。石原先生に学ぶことは多いし、スタッフは皆個性的で、飽きないですねぇ。もちろんラクはできません。厳しいけれど面白い。皆がその厳しさをクリアしてきているから、いざという時に出るパワーもすごいんです。

石原 
それを取りまとめている店長たちもすごいよね。

長谷川 
みんな真面目だから(笑)。きっとどこかでパワーが凝縮するんでしょうね。どの店の店長も、これまで生きてきて見たこともないような個性派ばかりですよ。三位一体というか、会社と我々スタッフとお客様とが互いに喜びあえて、そのことによってお客様も増え、店も増えていく、そんないい関係ができているのがうれしいですね。お客様あっての我々だということを、一人ひとりが感じながら日々仕事をしているんです。

湯島店の西岡店長は、フランチャイズとして独立した形になっています。

西岡 実は、会社を辞めようとした時もあったんです。でも皆に話すと、もう一人ひとりが引き留める。人のつながりの力に動かされて、結局は残りました。それがなかったら、今の独立もありませんでしたね。35年の歴史を持つ湯島店を譲り受ける時は、“看板を受け継ぐ”という思いは相当でした。石原先生にも、これは自分の子供みたいなものだからと言われて、心してやっていく覚悟も決まりました。いいお店ですから、ローンも順調に返済し終えて。残ってよかったと思うばかりです。
座談会「今、を語る。」 座談会「今、を語る。」
西岡 グループとしての独立は新小岩店に続く2人目。皆、本当によく育ってくれました。一人ひとりが自分の子供みたいなものです。できる限りのことを伝え、引き継いでいってほしいと思っています。次の歴史を作り上げていくために。

皆、外部講習の受講に熱心だし、海外にもよく行っています。

石原 私が若い頃もそうでしたが、どんどんいろんなところに行って、やりたいことを身につければいい。そうして育ったそれぞれの個性が集まれば、大きな力になり、面白い展開も生まれていくと思うんです。
西岡 フォトシューティングしたり。その先の段階になると海外で講習を受けてから、モデルを募集して作品を撮ったりもしているよね。みんなの作品は店のポスターにもなっている。
森川 費用は会社が一部負担するんですが、行きたいという希望を出すスタッフはかなり多いですよ。

では最後に、これからの CUT STUDIO 25 について、夢と展望を語ってください。

座談会「今、を語る。」 座談会「今、を語る。」
西岡 店はフランチャイズですが、うちでも女性が子供を持ったあとで戻ってもらえる形を作ろうとしています。石原先生も、スタッフだけが社員じゃなくて、家族もみんな仲間だよと常々言っていて。そういう大きな形を作れるよう尽力したい。「イシハラ」から「a.s.i」になったように、僕もまた新しい形へと前進したいですね。
長谷川 今はいろいろと厳しい時代で独立も難しいし、僕もこの会社でできるだけのことをやっていこうと思います。土台を作り、仲間が増え、精鋭何十人も集まれば、きっと楽しいことができるかな、と。介護施設とリンクする美容室とか、これまで人がやっていない、目が届いていないところを考えていきたいんです。
西岡 昔のように流行りのスタイルを押さえておけばいい時代ではないから。我々はお客様一人ひとりのライフスタイルから考えていかないといけない。美容師の世界も“人間”が問われる時代ですね。
森川 トレンドがあり、美容師の個性もある。でも基本になるのは、お客様それぞれに合ったスタイルをご提案すること。それが僕らの仕事なんです。
石原 チャレンジし続けることが、うちのスピリット。そうして皆でクオリティを上げていく。今後もこんな面白い個性が集まっていけば、次の10年20年も楽しみです。

皆さんにメッセージ

  • 長谷川 淳 長谷川 淳
    長谷川 淳
    スタッフみんなが安心して働けるサロン!
    決まったカタチがなく、いかようにも転がることができる。カットスタジオ25グループはそんな会社です。私はスタイリストデビューからわずか11ヶ月で店長に。先輩たちも多々いる中での抜群で、プレッシャーもありましたが、いい仲間がいたから頑張ることができました。毎日気をつけていることは、必ず全員と会話をし、コミュニケーションをとること。スタッフみんなが安心して働ける。そんな環境で、いろいろなことにチャレンジし、成長してもらえたらと思っています!
  • 西岡 幹雄 西岡 幹雄
    西岡 幹雄
    夢を確実にカタチにできるところ!
    FCのオーナーとして、湯島店を任されています。ちょうど独立を考えていた時期に石原オーナーからFCのお話をいただきました。とてもいいタイミングでした。いい形で夢の実現につながるチャンスをいただけた事に感謝しています。カットスタジオ25グループは将来を見据えられる会社。選択肢がたくさんあり、美容人生を長い目で考えられるのです。ユーモアのある教育も特徴のひとつです。楽しみながら学ぶことで、あなたらしい夢の実現を目指しましょう。
  • 森川 洋 森川 洋
    森川 洋
    よいお客様とスタッフに恵まれた、あったかいサロン。
    私は文京区のお客様が大好きです。なによりお客様に支えられて、ここまで来ることができました。カットスタジオ25グループは美容師として、人間として成長ができるさろんです。新卒からベテランまで、幅広い年齢層のスタッフが在籍、私自身、若いスタッフからたくさんのことを学ばせてもらっています。美容師は日々勉強ですからね、また年齢層が広い分、幅広い知識や技術、価値観を身につけることができるので、とっても素敵で楽しい環境です。